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環境省よりヒアリングを受けました

    環境省の事業である「令和6年度保護犬猫の譲渡促進に係る検討事業業務」の一環として、どうぶつがかりがヒアリングを受けました。説明のために活動を振り返ると、改めて「このような団体なのだ」という気付きがありました。下記にまとめてみます。

    • どんなに大変な現場でも嫌な顔をせず、メンバーの皆さんがお世話に通い、この活動が成り立っていること。
        
    • 多機関連携なくしては改善・解決に至らないこと。まず、飼い主という「人間の問題」がペットに悪影響を与えているケースでは、人間の福祉と連携しなければ改善には向かいません。次に、飼い主がペットを飼い続けられなくなると、その行き場を確保しなければなりません。ゆえに、行政(新潟市動物愛護センターや生活保護課、高齢福祉課など)、介護福祉関係者、病院の相談員、動物病院、新潟動物ネットワークをはじめとする民間の動物愛護団体、飼い主の親族や友人など、そのケースごとに連携し、助けていただいています。
        
    • ❶飼い主が健康であり、ペットも健康的に飼育できている状態
             ↓
         ❷スキマ期間(徐々にできなくなっていく)数日〜数ヶ月・数年
             ↓
      ❸完全に飼育できなくなった状

      どうぶつがかりは、❷から関わるケースが多く、この期間でも不適切飼育に陥っている現場は多々あります。例えば、運動が不十分(散歩、遊び)、フードや水のやり忘れ、衛生・医療が不十分(トイレ、ブラッシング、シャンプー、通院、介護)、病気等が察知できない(爪が伸びて肉球に刺さっている、オシッコが出ていないなど)。つまり、❷の期間でペットを見守る存在があれば、ペットの不幸を防ぐことができる実際に、❸の状態で相談が来たペットたちは、痩せている、病気になっている、持病が悪化している、暗い表情をしている、攻撃的になっているなど、ほとんどが心身ともに良い状態ではありません。
       
    • 2015年から活動を始めたどうぶつがかりは、❷の期間に、飼い主世帯に深く介入し、連携〜改善・解決してきた事例を大量に蓄積している珍しい団体なのかもしれません。