しかし「何らかの事情」で思うように世話ができなくなったら?
誰も面倒をみてくれない、助けてくれない状況になったら…!?
そんな時はあきらめないで「どうぶつがかり」にご相談ください。
ご自宅にペットのお世話に通います。
できる限り長く、幸せに、一緒に暮らせる方法を考えていきましょう。
対象となる飼い主さん
新潟市内(一部地域は要相談)にお住まいで、
- 要支援・介護認定を受けた、もしくは申請予定
- 65歳以上でケガや病気等から入院する、もしくは自宅療養中
- 65歳未満でも入院や病気やケガの治療中などで困っている方はご相談ください
どうぶつがかりについて
- 動物が大好きな有志で構成されています。ペットシッターやトリマー・愛玩動物飼養管理士などペットの関連の有資格者、動物愛護団体に所属して動物の保護や譲渡活動に携わってきた人、介護職員初任者、長年家族を介護してきた経験者などがメンバーです。
- 当グループの利用は有償ですが「福祉割引」があります。(※利用料金はこちらをご覧ください)
- 第一種動物取扱業を取得しています。新潟セ(動)第14-02-018号
立ち上げに当たって
人間が長寿になると同時に、犬や猫も長寿化しています。もし60歳で飼ったらペットを看取るとき、飼い主さんは80歳かもしれません。ご自身は元気でも、連れ合いを介護しているかもしれません。ペットに「長生きするんだよ」と言い聞かせていても、自分が先に逝くかもしれません。
そして、この「しれません」がやってきたとき、飼い主さんはペットを飼いきれないことに気づきます。慌てふためき、周囲に相談しますが、ご自身も昔のような体力がなく、思うように行かなくて途方に暮れてしまいます。
同居していない子どもに託そうとしたらペット不可住宅だった。孫がアレルギーだった。ペットシッターを雇おうにも年金暮らしでお金がない。ヘルパーが自宅に来てくれたが介護サービスにペットの世話は含まれていない。周囲は「処分しろ」と簡単に言う・・・。
飼い主さんもギリギリまでがんばりますが、疲れ果ててしまうと、ペットのより良い将来を考え、実行に移す気力もなくなります。
そして、どうにもならないと絶望して、健康時だったらあり得ない「処分」の選択をすることもあります。泣きながら動物病院に持ち込んだという話しも聞きました。まるでペットと心中する心持ちです。
ご高齢の方は、自身のことで他人に面倒をかけていると思うと、ペットのことまで頼みにくくガマンしてしまいます。また、ペットを飼ったことがない人には理解できませんが、長年ともに暮らしたペットは人間ではなくても「大切な家族」「わかり合える相棒」なのです。
それを引き裂かれる飼い主さん。また、温かい家庭の中で愛されてきたペットの終末が冷たい処分であってよいはずがありません。
どうぶつがかりは、飼い主さんとペットが少しでも長く一緒に、幸せに暮らせるお手伝いができたら、との思いから発足しました。
同時にこのようなシステムや助け合いが社会に広がることを願っています。もし、自分たちの地域でもやってみたい方がいらしたらノウハウは提供いたしますので、どうぞお気軽にお声がけください。
市民活動グループどうぶつがかり代表 三浦真美