どうぶつがかりの活動至上、こんなにも悲しくてやるせない家はありませんでした。
まだ寒さがきびしい2月24日、
ケアマネのHさんより相談が入りました。
「独居の飼い主さんが今日入院して、猫が取り残されている」
緊急性を感じたのでメンバーと二人で現場に伺いました。
待っていたHさんに「家の中はスゴイですから」と言われて入ると猛烈な悪臭。
飼い主さんは排便をトイレではなく、オムツの中でしており、
それがポロッと落ちたり漏れたりしたのでしょう。
家のあちこちに人糞とおしっこが…。Hさんも何度も便を踏んだと言います。
ペットの糞尿まみれの家は多く見ましたが、人間の排泄物は初めて。
そこに何か月も前に食べ残しただろう、腐った食材の臭いが加わります。
飼い主さんのベットも、おしっこでしょうか。マットはじんわりと湿っています。
枕の上にも人間のモノらしきウンチが…。
そんな寝具の中にあずきちゃんはいました。
黒猫のはずですが、初診でカラーを「こげ茶」と書かれたほど便で色づいて、
猫風邪でしょうか、目と鼻がぐちゃぐちゃでした。
<続く>
※過去に起きた事例を整理してアップしています。
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