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R6年度事業・会計報告

    昨年度も寄付金や物資など、多大なご支援をいただきました。
    おかげさまで、どうぶつがかりの活動が継続できます。心より感謝申し上げます。

    ●事業報告
    令和6年度の相談件数は53件でした。そのうち17件は、これまでに関わりのあった飼い主さんからの再相談で、別の問題への対応でした。現場に赴かず、電話対応のみで終了した相談は19件。病気や飼育に関する質問もありますが、私たちは医療の専門家ではないため、飼い主さんの不安に寄り添いつつ、できるだけ早くかかりつけの動物病院を受診するようお勧めしています。

    飼い主の属性は、例年通り高齢者が大半を占め、入院や施設への入所をきっかけに相談が寄せられています。そこまで進行すると飼い主本人との対話や調整が難しく、親族や周囲の善意ある方々とのやり取りになります。
    一方で、精神疾患や薬物依存などで困難を抱える若い方からも、毎年必ず相談が入るようになりました。中には、苦境を乗り越えて社会復帰をした方もおり、私たちも嬉しく思います。

    猫のクロさん、トラさん、たま太くん、あずきさん、ネネさん、そして犬の兼続(かねつぐ)くん、小次郎くんが永眠しました。

    ・対応件数/継続17件、新規36件(そのうち電話相談で終了が19件)
    ・相談者世帯/独居33件、同居者有12件、ほか・不明8件
    ・経済困窮/16件
    ・飼い主の状態/死亡6件、施設入居4件、老化による飼育困難1件、
            ケガ・病気19件、入院16件、ほか7件
    ・相談内容/譲渡希望10件、猫シッター20件、犬散歩3件、
          ほか(医療相談、グチ等)20件
    ・相談者/本人27件、親族7件、他者19件(ケアマネ、生活保護課職員、友人等)
    ・相談対象の動物/猫56匹、犬20匹、インコ7羽
    ・相談の経由/HPなどから直接26件、新潟市動物愛護協会4件、動物病院1件、
           地域包括7件、新潟動物ワーク4件、ほか飼い主入院先等11件

    会計報告
    新潟市動物愛護センターには、日頃よりご協力をいただき、飼い主の事情で飼えなくなったペットの引き取りにも応じてくださっています。しかしながら、どうしても譲渡条件を満たせない動物もおり、その場合はどうぶつがかりで保護し、最期まで見守ることになります。これまで多くの方々からご寄付をいただき、ゆとりをもって活動を行えていましたが、前年度は保護動物の医療費が増加し、運営に影響が出始めています。