生活保護受給者の飼い主さんが死亡し、
病気と高齢から新潟市動物愛護センターでは譲渡対象にならず、
どうぶつがかりでそのまま引き取ったトラちゃん。
http://doubutugakari.org/2024/02/09/飼い主が亡くなったトラちゃん(1)〜引き出しま/
8月29日、17歳の生涯を終えました。
徐々に衰え、食欲がなくなり、お世話になっている動物病院さんへ補液治療等に通い、
保護宅で強制給餌もしていましたが、最期の数日はほとんど動けず寝たきりになっていました。
それなのに亡くなる直前のことです。
酸素室の中でキチンと座り、前脚でトントンとビニールの膜を叩きます。
元気になったのか!?と酸素室から出したらフラフラと歩いてまたバタンと倒れたので、
トイレかな?と連れて行ってら「ニャー!」と大きな声をあげて一瞬で亡くなりました。
本当に一瞬のことで、体も硬直しており、まるで既に死んでいたのに
挨拶をするためだけに起きて座ったような、立派な最期でした。
人間だって、死の直前に布団の上に正座して「さようなら」と言える人がどれだけいるでしょう。
それなのに、元気なったと勘違いして、トイレに連れて行ったので
「違ーーう!💢」のニャーだったように思います。
猫生を生き切ったトラちゃん、お空で大好きな飼い主さんと会っていることでしょう。
いつも凜として、チャーミングで、立派な姿を見せてくれたトラちゃん、
ありがとう、さようなら。
今まで応援してくださったみなさま、ありがとうございました!