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事例20210921「障がいのある飼い主さんのペットが寝たきりに〜飼い主さんも地域包括へ繋ぐ」

ご本人からの相談です。掛かり付けの動物病院に設置してあったどうぶつがかりのチラシを見ての連絡でした。
飼い主Cさんは半身に麻痺があります。ペットの老犬Dちゃんの後ろ脚が立たなくなり、3日後に前脚でも立てなくなりました。Cさんも30回以上咬まれたという、いわゆる「咬み犬」でしたが、Cさんは愛情深く育てていらっしゃいました。まずは「入院先がないか」の相談でした。

<対応>
→本気で咬む犬のため、掛かり付けでもむずかしいと入院を拒まれる。
 (治療は往診で対応いただく)
 行き先を提案するが入院費用などの面から断念。
→自宅に置くことにするが、Cさんご自身でDちゃんのオムツも当てられず、
 汚れたベッドから移すこともできない。
 (Cさんも試みるも咬まれて手が血だらけ…)
 何もしなければ糞尿まみれ。
 どうぶつがかりで口輪を使い対応。
→徐々にDちゃんも観念したか?弱ってきたか?咬まなくなった。
 終末期は3回/1日通い、清潔に努める。
 (寄付でいただいたタオル類が活躍!)
→通い始めて1週間でDちゃんは天国へ。
 ペットの葬祭会社が迎えに来るまで、氷やお花を持っていき整える。

<思うこと>
独居であり、障がいから行動範囲が狭く、視力も落ちているCさんは、いわゆる情報弱者。介護保険制度を知りませんでした。パッと見でヘルパーが必要と思われる生活状況で、Cさんの了解を得て目の前で地域包括センターに連絡。その1週間後にはケアマネが訪問し、同週に要介護認定調査も受けられました。センターの早急な対応には感謝です!
Dちゃんの死に際して、入っていたスタッフが泣いてくれたこと、Cさんご自身の今後の支援につながったことをとても感謝してくださり丁重なお礼をいただきました。Dちゃんも少しは心地よくお空へ行けたでしょうか。
こちらもお役に立てて嬉しかったです。

R3.8-9

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